粉体の混合の完了を知らせる装置です。 生産現場での混合工程の品質管理が簡単に出来ます。 フォトメーター(別売)を入力信号としてご用意下さい。 入力電圧（フォトメーターの出力）が設定電圧範囲内に一定時間（タイマー設定）収まればリレー接点をＯＮまたはＯＦＦし、ブザーで知らせます。 今、フォトメーターのプローブを混合槽に挿入し、白い粉と黒い粉を混合する場合を考えると、プローブには白い粉のグループがあたったり、黒い粉のグループがあたったりしますので、フォトメーターの測定値は大きくなったり、小さくなったりします。 そして混合が進んで行くと測定値の変動幅は小さくなり、やがて測定値はある値に収束していきます。混合度とは、その変動幅を標準偏差の式で計算したものです。 しかし、生産ラインにおいて同じ製品を作る場合は、いつも同じ原料を同じ比率で混合する訳ですから、フォトメーター測定値の収束値はいつも同じ値になるはずです。 よって、フォトメーターの測定値が、収束する筈の値を中心とした上下の許容変動範囲内に収まれば混合が完了したと判定する事が出来ます。 フォトメーター用制御設定器:（ＰＭ−ＳＣ１）は入力電圧（フォトメーターの出力）が設定電圧範囲内に一定時間（タイマー設定）収まればリレー接点をＯＮまたはＯＦＦ（同時にブザーＯＮ）して混合の完了を知らせます。 よって、熟練作業者の勘に頼っていた混合完了の判定が、誰にでも簡単に同じ基準で出来ますので、混合工程の標準化が可能になります。 フォトメーター：PM-3を使用して測定すれば、同色原料の混合完了を簡単に判定する事が出来ます。

各部の名称
[　前面　] �@:SET電圧 �A:LIMIT電圧 �B:TIMER設定時間 �E:電源スイッチ 　 　 [　裏面　] �C:入力電圧 （フォトメーターの出力） �D:接点出力

動作フローチャート

（上限電圧：ＳＥＴ電圧＋ＬＩＭＩＴ電圧、下限電圧：ＳＥＴ電圧ーＬＩＭＩＴ電圧） 　　　　　　[　接点出力のＮＯ：ＯＦＦ、ＮＣ：ＯＮ　] 　　　　　　　　　　◎　電源ＯＮ 　　　　　　　　　　↓ 　　　　　　┌──→┤ 　　　　　　│　　　↓ 　　　　　　│　　　□　接点出力のＮＯ：ＯＦＦ、ＮＣ：ＯＮ、ＴＩＭＥＲ：ＯＦＦ　 　　　　┌─│──→┤ 　　　　│　│　　Ｎ↓ 　　　　│　├←──◇　入力電圧が上限電圧（ＳＥＴ電圧＋ＬＩＭＩＴ電圧）以下か 　　　　│　│　Ｎ　↓Ｙ 　　　　│　└←──◇　入力電圧が下限電圧（ＳＥＴ電圧ーＬＩＭＩＴ電圧）以上か 　　　　│　　　　　↓Ｙ 　　　　│　　　　　□　ＴＩＭＥＲ　ＯＮ 　　　　│　　　　Ｎ↓ 　　　　└←────◇　ＴＩＭＥＲが　設定時間になったか 　　　　　　　　　　↓Y 　　　　　　　　　　□　接点出力のＮＯ：ＯＮ、ＮＣ：ＯＦＦ 　　　　　　　　　　↓ 　　　　　　　　　　◎　電源　ＯＦＦ

仕様
入力電圧	ＤＣ　０〜５Ｖ
ＳＥＴ電圧	ＤＣ　０〜５Ｖ
ＬＩＭＩＴ電圧	ＤＣ　０〜１Ｖ
タイマー設定時間	１秒〜３０分
接点出力	ＮＯ、ＮＣ１回路（ＡＣ２５０Ｖ，６Ａ）
電源電圧	ＡＣ　１００Ｖ

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